はじめに(2020年4月6日更新)

茨田研究室は広報活動にあまり力をいれておりません.一番の理由は正直言えば更新が面倒くさいということなのですが,それにはいくつか言い訳があります.研究内容的に,専門外の方や初心者が視覚的にわかるようにするためには,作図が難しいということと,せっかく時間をかけて作図したところで,すぐに過去のものになってしまって,初心者向けの作図が追いつかないということです.研究活動をどれくらいやっているかを参考にしたい場合は,Googleで「宇都宮大学」と「"茨田大輔"」("記号は重要です)と検索していただくのが一番良いかと思います.

茨田研究室では,大学院進学を前提とした研究を行います.おそらく4年生やめてしまうと,何をしていたのかわからない状態で卒業する可能性が高いです.

茨田研究室での生活(2020年4月2日更新)

まずは,茨田研究室配属になったら,どういう生活スタイルになるのかを説明します.コアタイムを気にする学生がいるかと思いますが,コアタイムはありません. ただし,ゼミへの参加は必須です.また,コアタイムがないというのは,時間の使い方を自由に決められるということですが,やるべきことはやらないといけないません.油断していると卒業論文研究発表の時期に大変なことになりますのでご注意ください. 自分で自分をコントロールする(甘えに打ち勝つ)のは結構大変です.自分でできない場合は,期限付きの課題を課すなどの対応をします.

さて,ゼミを週に何回やるかですが,これはみなさんの授業の都合によります.ゼミは,みなさんの研究の進捗報告を行うものと,茨田からの講義の2種類があります.これらを続けてできるなら,週1日になりますが,授業の都合上どうしても無理な場合は,2日に分けることもあります.

研究テーマについて(2020年4月2日更新)

茨田研ってどんな研究をするの?ということですが,決まったテーマはありません.あまり過去の研究は引き継がずに新しく立ち上げる事が多いです(これがホームページの更新が間に合わない原因でもあります).「光と物質の相互作用」という漠然としたキーワードの中で,比較的自由にテーマを決められるとお考えください.参考までに過去4年の研究テーマをキーワードでリストしておきます.

  • ホログラフィックメモリ
  • 立体像再生用計算機合成ホログラム
  • 超解像ディジタルホログラフィック顕微鏡
  • 特殊な光機能をもつ微細光学素子の作製
  • オーダーメイド補聴器のための外耳道計測
  • AR(拡張現実)導光板
  • 体積ホログラムによる光演算(要引き継ぎ)
  • カメラの位置と姿勢の推定
  • 建築物形状計測
  • DR(減損現実)
  • 振動源における振動と形状の同時計測
  • ホログラフィックラインスキャナー
  • 三角錐ホログラム

これを見てわかるように,「ホログラム」というキーワードは多めに出てきますが,テーマは幅広いです.ホログラムは,いろいろな使い道があるので,他の光関係の研究室でも扱います.しかし,基本的には同じようなものと思わないほうが良いです.また,要引き継ぎと書いてあるところは,諸事情により,必ず新4年生に引き継いでもらいます.研究テーマは,4年生からの「こういうことがしてみたい」という提案から出来たものもあります.また,比較的わかりやすい絵があるキーワードにリンクをはってあります.

それと,これは茨田研究室の大きな特徴の一つかと思いますが,茨田自身が学生のみなさんとはまったく別の研究テーマをもっています.そこで得られた知見や技術をみなさんの研究テーマにおける問題解決手段として取り込むことがあります.基本的には参考書等では得られないものです.

茨田研究室で学べること(2020年4月2日更新)

茨田が一番重要視しているのは,諦めない心です.研究テーマに必要になってくるのは電磁気学とプログラミング関係になります.しかし,これらの成績が良くなくたって構いません.「応用電磁気学」では少し突っ込んだ話もしておりますが,まだ全然足りません.これから学ぶことのほうが多いです.電磁気学はイメージがしづらいので,苦手な人が多いと思います.しかし,プログラミングで可視化することができます(応用電磁気学で少し披露しております).プログラミングは例えばそういう使い方をします.そんなことはこれまでの授業で取り扱ってきておりません.必要なことはゼミの講義で教えますし,それでも足りない部分は個別に指導します.研究で行き詰まってしまっても,回り道をしたりして,着実に進めてもらえればと思います.例えば,回り道のためにゲームプログラミングを勉強したって構いません.それがめぐり巡って役に立つこともあります.茨田自身,趣味でこんなものを作っております(あまり公にするのも恥ずかしいのでひっそりとリンクをつけております).この遊びの技術は,例えば,音のVR,ARで使えます.

それから,茨田研究室では,結果よりも過程を大切にします.技術についてはよくわからないけれどもとにかく華やかな結果が出るよりは,結果がしょぼくても詳細を理解してもらいたいです.しかし,これは理想論で,実際にはなかなかうまくはいきません.データ解析にもプログラミングを使いますが,自分でうまくいかず,結局は卒業研究論文発表間近に,茨田からほぼ完成形に近いプログラムを受け取る場合もあります.それでも,そのままで良しとしないことに意義があります.みなさんの意識次第でやったことの価値が変わってきます.

ちなみに,一見元気がなくなって構いません.光関係の研究室では珍しく,茨田を含めて,比較的「陰キャ」と呼ばれるタイプが多いです.茨田なんかは大きな声すら出せないので,授業評価アンケートで「何を言ってるのか聞こえない」とよく文句を言われます.先生と相性がよいか,研究室になじめるかも重要ですので,ひとつの参考にしてください.

先輩からの研究室紹介(2021年4月6日更新)

茨田が思っていることと,学生目線からどう見えているのかでは少し違うと思いますので,先輩からの研究室紹介資料をアップロードしておきます.茨田はいっさい手を加えておりませんので,研究に関しては,多少正確ではない表現があるかもしれません.本来は,茨田が席を外して,先輩から自由な発言をしてもらうところですが,今回は仕方ありません.

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