メッシュ生成ソフト使用について

 

連携しているメッシュ生成ソフトは

 ()富士通 Micro/Grid

 

Micro/Gridによるメッシュデータの作成方法は以下を参照してください。

Micro/GridヘルプかMicro/Grid公式サイト

 

 

メッシュ生成ソフトとの連携

まずPri_Pos.infファイル内にMICRO_GRIDBFCのラベルを宣言してください。

このラベルを宣言したときは

NCAS上に座標データを持つ変数として解析変数をモデル次元数と同数宣言

してください。

取り扱うモデルが2次元ならば、入力された順に2つの解析変数を座標データ変数として認識します。3次元ならば初めに入力された3つの解析変数を座標データ変数とします。

NCAS上で具体的に例を示します。この例は2次元モデルを解いています。このとき初めに入力する初めの変数”U””V”は、メッシュ生成ソフトで作成したメッシュデータが割り当てられます。実際に解析する変数はそれ以後に入力してください(図の例ではU_X)。このとき座標データ変数として宣言する変数として”x”,”y”,”z”など(x,y,z,i,j,k,dx,dy,dz,dt,n,…)を使用しないでください。


 

 

 


自動設計されるプログラムでは

メッシュデータを読み込む関数read()が自動作成されます。

この関数をPADで見てみると以下のようになります。

先ほど宣言した”U””V”2次元モデルならば2次元配列として宣言され、格子番号i,jの座標値は

U[格子番号i][格子番号j]  =  格子番号i,jx座標値

V[格子番号i][格子番号j]  =  格子番号i,jy座標値

として座標データを保持することになります。

また読み込むメッシュデータのファイル名を”M_GRID.msh”に制限しています。


 

 

 


メッシュデータファイル(M_GRID.msh)のデータ形式は以下のようになっています。


 

 

 


上記のメッシュデータファイルを利用すると考えるとU,Vには

U[1][1] = 0.400021                          V[1][1] = 0.692808

U[2][1] = 0.470246                          V[1][1] = 0.647201

となる。

 

このメッシュ生成ソフト連携機能は、つまり任意の変数に任意のデータを割り当てることができる機能であるといえる。この機能はBFC座標系に利用されるのが主目的であるが、時間的にメッシュが移動するモデルなど様々な適用例が考えられる。