ジョブ実行支援システムマニュアル
■目次
・システム配備
・システム要件
・新規インストール
・既存システムへの追加
・システム利用方法
・ユーザ管理とパスワード
・システム管理
システム配備
*システム要件
本システムは以下の要件を満たす計算機上で動作する.
・OS......Linux
・Webサーバが動作する環境....WebサーバにApache2系
・Perl実行環境
・ファイアウォール80・443ポート開放
・SELinux未動作
尚,Fedora Core 2, Fedora Core 3, Fedora Core 4で動作確認済
*新規インストール
ジョブ実行支援システムをダウンロード後,構築するマシン上で展開する.
展開コマンドは
tar zxvf setup.tar.gz *注1
展開が終了すると,setupというディレクトリが生成される.
setupディレクトリへ移動後,root権限にて以下のコマンドを実行する.
perl setup_utf8.pl *注2
root権限を持っていない場合,自動的に終了するためroot権限取得後再度実行する必要がある.
インストールが始まると,新規構築か既存システムへの追加かを聞かれるため,この場合1を入力する.
以後,Webサーバ名とメールアドレス,ジョブ実行支援システム配備場所を聞かれる.
ジョブ実行支援システム配備場所は,/home/ユーザ名 のみに対応している.
そのため,必ずこの形式に沿った場所を指定する必要がある.
Apacheのインストール有無を確認後,設定を行う.
Apacheがインストールされていない場合,案内に沿ってRPMパッケージをダウンロードしインストールする必要がある.
Apacheの設定とジョブ実行支援システム環境が整うと,次にMPIインストールを行うかどうか聞かれる.
MPIをインストールする場合,yを入力する.インストール不要の場合nを入力する.
MPI環境のインストール
MPI環境をインストールするため,インストールディレクトリの入力を求められる(下図参照).
インストールディレクトリは,/usr/localを推奨している.
入力が終わると自動的にインストール準備を開始する.
インストール直前に,再度インストール可否を尋ねてくるため,インストールするにはyを入力する.
次にMPI実行に必要なソフトウェアのインストールチェックを行う.
ひとつは,xinetd,もうひとつは,rsh-server.
インストールされていない場合,案内に沿ってRPMパッケージをダウンロードしインストールする必要がある.
尚,どちらかひとつでも欠けるとMPIは利用できない.
また,rsh-serverはインストール時利用できない設定になっているため,自動的に書き換える.
xinetdを有効化することで,rsh-serverを利用可能状態にする. *注3
MPIで通信するユーザ名とグループ名,サーバ名の入力が求められる.
ユーザ名は,基本的にジョブ実行支援システムをインストールしたディレクトリのユーザ名.
(/home/fujuならば,fuju)
MPI相互通信可能グループの設定では,任意のグループ名の入力を求められる.
これは,システム側で双方向通信可能なサーバをグループ化して管理するために用いる.
そのため,相互通信可能にするサーバでは全て同じグループ名で設定する必要がある.
サーバ設定では,MPIで相互通信可能とするサーバ名を全て入力する必要がある.
ここで漏れがあると,そのサーバとはMPI通信することができない.
以上でMPIの設定は終了である.
次にYumを利用したRPMパッケージリモートインストール機能の利用の有無をたずねられる.
これは,Webページからコンパイラなどをインストールするツールである.
利用可能にするにはyを,利用しない場合はnを入力する.
尚,この機能を利用するにはsudoがインストールされている必要がある.
新規環境構築の場合,システム管理者のユーザ登録を行う.
この管理者は,システムを利用する上で全ての権限を持ったユーザである.
案内に沿ってユーザ名,パスワードを登録する.
管理者が登録されると,他の諸設定ファイルを生成し,システムインストールの完了となる.
システムWebページへアクセスするには,表示されたURLへアクセスする.
*既存システムへの追加
既存システムへの追加は,基本的には新規インストールの作業を踏襲している.
ジョブ実行支援システムをダウンロード後,構築するマシン上で展開する.
展開コマンドは
tar zxvf setup.tar.gz *注1
展開が終了すると,setupというディレクトリが生成される.
setupディレクトリへ移動後,root権限にて以下のコマンドを実行する.
perl setup_utf8.pl *注2
root権限を持っていない場合,自動的に終了するためroot権限取得後再度実行する必要がある.
インストールが始まると,新規構築か既存システムへの追加かを聞かれるため,この場合2を入力する.
以後,Webサーバ名とメールアドレス,ジョブ実行支援システム配備場所を聞かれる.
ジョブ実行支援システム配備場所は,/home/ユーザ名 のみに対応している.
そのため,必ずこの形式に沿った場所を指定する必要がある.
Apacheのインストール有無を確認後,設定を行う.
Apacheがインストールされていない場合,案内に沿ってRPMパッケージをダウンロードしインストールする必要がある.
Apacheの設定とジョブ実行支援システム環境が整うと,次にMPIインストールを行うかどうか聞かれる.
MPIをインストールする場合,yを入力する.インストール不要の場合nを入力する.
MPI環境のインストール
MPI環境をインストールするため,インストールディレクトリの入力を求められる(下図参照).
インストールディレクトリは,/usr/localを推奨している.
入力が終わると自動的にインストール準備を開始する.
インストール直前に,再度インストール可否を尋ねてくるため,インストールするにはyを入力する.
次にMPI実行に必要なソフトウェアのインストールチェックを行う.
ひとつは,xinetd,もうひとつは,rsh-server.
インストールされていない場合,案内に沿ってRPMパッケージをダウンロードしインストールする必要がある.
尚,どちらかひとつでも欠けるとMPIは利用できない.
また,rsh-serverはインストール時利用できない設定になっているため,自動的に書き換える.
xinetdを有効化することで,rsh-serverを利用可能状態にする. *注3
MPIで通信するユーザ名とグループ名,サーバ名の入力が求められる.
ユーザ名は,基本的にジョブ実行支援システムをインストールしたディレクトリのユーザ名.
(/home/fujuならば,fuju)
MPI相互通信可能グループの設定では,任意のグループ名の入力を求められる.
これは,システム側で双方向通信可能なサーバをグループ化して管理するために用いる.
そのため,相互通信可能にするサーバでは全て同じグループ名で設定する必要がある.
サーバ設定では,MPIで相互通信可能とするサーバ名を全て入力する必要がある.
ここで漏れがあると,そのサーバとはMPI通信することができない.
以上でMPIの設定は終了である.
次にYumを利用したRPMパッケージリモートインストール機能の利用の有無をたずねられる.
これは,Webページからコンパイラなどをインストールするツールである.
利用可能にするにはyを,利用しない場合はnを入力する.
尚,この機能を利用するにはsudoがインストールされている必要がある.
既存システムへの追加の場合,既存システムのURLを入力する必要が生じる.
既存システム内のどのサーバでもよい.
(例: http://skk-c4/~fuju/cgi-bin )
システムURLを入力することで,システムへの追加や必要なファイルのダウンロード等を全て自動で行う.
システム利用方法
システムを利用するには,システムURLへアクセスする必要がある(下図参照).
現在執筆中
ユーザ管理とパスワード
現在執筆中
システム管理
現在執筆中
不足パッケージのインストール
インストーラではyumまたはapt-getをサポートしている.
この2コマンドを利用するにはLinuxで予め利用可能でなければならない
この機能の大半は,yumまたはapt-getに依存している.
そのため,このコマンドの設定次第ではパッケージをインストールできない場合がある.
あらかじめ,ご了承いただきたい.
プロキシ設定が必要な場合,プロキシサーバ名,ポート番号を入力することで利用可能である.
しかし,認証機能はサポートしていない.
注釈
*注1 展開が失敗する場合,@パーミッション755にしてみる.A所有者権限を変更するを試してみるとよい
*注2 文字化けが生じる場合,setup_eucJP.plを試してみるとよい.それでも駄目なようならsetup_eng_utf8.plを利用する
*注3 rsh-serverは,外部からアクセスできる環境ではセキュリティ的に非常に危険であるため注意が必要である